| 第19回起業家・投資家・専門家お見合い交流会を開催しました!
講演
『~DBJ女性新ビジネスコンペティション受賞者に聴く~「起業から得た,成功ノウハウ」』
講師:牛来千鶴氏(株式会社ソアラサービス 代表取締役社長)
<内容>
ソアラサービスは「広島に“あったらいいな”をカタチに」をテーマに、「共同オフィス」「モノづくり」「人育て」を提供することで,現在,資本金3100万円,社員数10名,58事業者105名で運営しています。企業理念は変わるものではありません。ターゲットとコンセプトが必要で,「ひろしまSOHOクラブ」では,「36歳前後の男女の企業家(ターゲット)」「ここに来れば元気になれる(コンセプト)」です。私も仲間も「夢があるから頑張れる!!」のです。
起業から得たものは「強さ」と「感謝」です。「強さ」は,「心を開く強さ」「人に頼る強さ」「責任をとる強さ」「開き直る強さ」「前を進む強さ」がキーワードです。「感謝」は「関わった全ての人に感謝」「全ての経験に感謝」です。
今後,広島の力で海外に協力できるプロジェクトを考えたいと思っています。
発表企業
●株式会社お宙(広島) 代表取締役 清水早苗
『ほんもろこ養殖事業に係る空き家再生と地域活性プロジェクト
‐送迎付き田舎CAFEおそらゆき&ほんもろこFACTORY‐』
<内容>
広島県は,全国一の高齢化率が影響し,耕作地の四分の一が耕作放棄地となっています。耕作放棄地を有効活用し高齢者が収入をえられるスキームとして2010年10月28日に着手しました。本年2月で湯来町,佐伯町,三次市で養殖しています。5月に「田舎CAFEおそらゆき」をオープンしました。
「耕作放棄地の有効活用」「稲作に比べ池・魚の維持管理が楽」「10アール当たりの生産性が稲作より高い」など利点があります。「ほんもろこ」養殖と販売を通じて,「田舎暮らしの安定収入」と「地域活用活性化」を目指しています。そのためには「安定生産」「安定供給」「トレーサビリティ」が課題であり,養殖ノウハウ,販路開拓のサポート,送迎付き加工所が必要と考えています。
●株式会社ニューズアンドコミュニケーションズ(広島) 取締役 高崎忠晃
『モニター&ショピングサイト「モニカツ」による販売促進の提言』
<内容>
中小企業の円滑な販路展開のために,これまでの広告代理業,企画・製作の経験を通して,ネットユーザ同士が情報を共有するショッピングサイト「モニカツ」を誕生させました。「モニカツ」の提供サービスは「モニター運営」「ショッピング運営」「ウェブページ政策」となります。
「モニカツ」を媒体として「企業」から提供された商品を「モニカツ会員」がモニターして評価したものを「一般ユーザー」が購入してその販売マージンを企業に還元(成功報酬)するというビジネスモデルです。モニター記事(ブログ,ツイッター,フェイスブックなど)を載せることで口コミと同様,商品の信用性が増します。
これを通して,熊野筆など広島の商品を全国に発信していきたいです。
●株式会社コーポレーションパールスター(広島) 専務取締役 新宅光男
『高齢者の転倒事故対策としての靴下の開発』
<内容>
32年前オンリーワンの企業をめざし一般靴下製造から健康靴下製造専用へ転換し,転倒予防靴下を広島大学と共同開発しました。外反母趾伸展や足関節背屈機能低下による転倒は年間15万人にも及びます。
片足麻痺の患者さんや地元の後期高齢者20名に転倒防止靴下を履いていただき調査を行いましたところ,立位姿勢が改善されるなど,格段の効果が認められました。1年後モニターしていただいた患者さんの半数以上が現在も使用してもらっていて,リピート率が高く,全員転倒事故は起こしていません。
現在,医師や看護師から相談を受けたベット周りの転倒事故対策に取り組んでいます。