| 第38回起業家・投資家・専門家お見合い交流会を開催しました!

講演

■講演

『広島ドラゴンフライズが活躍するためには~理念経営を目指して~』
講師 浦 伸嘉氏(株式会社広島ドラゴンフライズ 代表取締役社長 兼 GM)

                                  

<内容>
現代の複雑な仕事の中で成果を出していくためには、理念経営が大切である。単純作業による仕事は、ノルマ制が組織の力を引き上げるが、現在のように複雑な業務が絡み合う仕事では、ノルマのことに思考が囚われてしまうと、効率化が進まず、成果を出しにくい。そのため、広島ドラゴンフライズではノルマなどは設けず、下記の経営理念で組織の力を引き上げている。理念は3つ。(1)夢の空間(2)信頼のTIPOFF(3)責任と自覚である。夢の空間とは期待を超える「驚き・感動・満足」を生み、明日への活力を生み出す夢の空間を作り出すこと。信頼のTIPOFFとは、挨拶を大切にすることでお客様やステークホルダーとの信頼関係を築くこと。責任と自覚とは、ファン、支援していただいている企業、広島県民の想いに責任を持ち、「自覚」ある行動をすること。これらを明言して行動することによって、ピースプロジェクトなどで活躍することができるようになり、地域への知名度も上がったことで売上も向上してきた。ビジョンモデルは「ディズニーランド」や「USJ」である。これからも意識し続けていく。

発表企業

ためま株式会社(広島) 代表取締役:清水義弘
『地域情報共有アプリ『ためまっぷ』の開発・提供』

                 

<内容>
地域イベント起点のマップを作っている。ためまっぷを開くと、GPSで検索された近場のイベント情報が閲覧できる。現在まで、こういったイベントからつながるシステムは開発されていない。現在は、町内会や公民館などを中心とした行政が開催しているイベントを中心に掲載。神戸市長田区などでの導入実績も出てきており、今後は全国の市町村でためまっぷに登録していただけるように事業拡大を目指している。このようなフェーズの中で開発資金や導入先が必要となってきており、投資家や提携先を求めている。

株式会社ワーコン(福岡) 代表取締役:青木比登美
『非接触型生体センサーによる遠隔モニタリング事業』

                 

<内容>
社長の看護師時代の原体験から、全国で激増している看取り難民を少なくしたい。という想いのもと、見守りロボット(anco)の開発を決意。独自開発した非接触型生体センサーにより、普段の生活そのままをセンシリングできる。大きな特徴は、次の二つ。(1)24時間365日見守り、リアルタイムに個々の生体情報や生活の様子を把握して、何か変調などあれば瞬時に対応。(2)AIロボットや看護データを分析し、必要時に即時に対応するなど、健康的な生活をサポート。開発フェーズは終わり、販路拡大をしているため、販売先や代理店などの提携先を求めている。

株式会社KAORILOGO(広島) 代表取締役:森かおり
『香り活用で新しいブランディング支援』

                 

<内容>
仕事と子育てのストレスで、アレルギー症状が出てしまった社長がアロマによってその症状が改善したことが原体験となり、創業を決意。現在では、香りを使った企業ブランディングを行なっている。理念、目的、コーポレートカラーなどをもとにオリジナルの香りを製作し、営業ツールへの活用や、空間演出、商品開発などを支援している。香りは、0.2秒で脳に届き、記憶などに影響を与えるという研究結果があるなど、印象付けにとって非常に効果のあるツールである。今後は販路開拓や、さらなる開発に向けて資金が不足しているため資金援助をしていただける投資家を求めている。