| 第43回起業家・投資家・専門家プレゼン交流会を開催しました!

講演

倒産1000本ノック
毎月1億円の資金ショートの10年間いかにサバイブしたか?

講師 岡本 昭史氏(株式会社Don Don up

<内容>

高校卒業後、アメリカへ渡り古着屋を創業。ビンテージの古着屋がヒットする も数年で業績悪化の為廃業。帰国後に東京を中心にセレクトショップの経営を スタート。2005年、リサイクル古着屋「ドンドンダウンオンウェンズデイ」 をオープンする。毎週水曜日に値段が下がるという革新的なシステムがメディ アを中心に話題に全国で数10店舗運営する一大事業に。単なるアパレルや値 下げだけでなく、他とは変わった店舗経営を行い、数多くのメディアに取り上 げられる。(例:旧社名「へイプ」→「ドンドンアップ」への変更時も日経新 聞に取り上げられるなど。)ただ、果敢に攻めの経営を行ったことで、資金繰 りがいつもギリギリ(ショートしかける)など多数。10年間にわたって、平 均にならすと毎月1億円がショートしている状況(累積で100億円以上)。 取引先との関係性を重視したり、隠したりごまかしたりをせず正直に伝えるこ とで取引先が支払いサイクルを寛容にし、かつ、援助してくれる新たなところ も登場するなど、乗り切ることができた。 そして今新型コロナウイルスでまた大きなダメージを受け危機に追いやられて いるが、これからも倒産せずにしっかりと事業を頑張っていきたい。

起業家プレゼンテーション

九州大学カイコによる難発現性タンパク質の医薬品・試薬への事業展開 

KAIKO株式会社(福岡県) 代表取締役:大和 建太

<内容>
三菱重工退職後、九州大学在学時(MBA)、その技術を元に起業した大学発 ベンチャー。カイコを利用した組換えタンパク質発言技術を導入し、感染症に 苦しむ人々へワクチンを届ける事を目標に活動中。技術の核となるところとし ては、カイコにバキュロウイルスを使い、発現したタンパク質を精製すること でワクチンの元を回収する点。当社は製造と開発のみの「原薬の供給」会社で ある。人用ワクチンの開発も加速していくため、資金調達予定を前倒し検討し ている。医薬品と比較してスピーディーに開発・販売できるサプリメントとし て市場に供給予定。 

ローフード×和食=「和美食」により健康に貢献する事業

一般社団法人和美食ソムリエ協会(広島市)代表:松成 和美

<内容>
「和美食」とは、従来の「和食」の献立に、生の食べ物(特に野菜)を半分取 り入れた献立を指す。今すぐに始められる、高価な輸入食材を買わなくても良 い、家族みんなが同じ食卓を囲み、同じものを食べられる、日本の伝統的な食 文化を大切にする、という点を大切にしている。『養生訓』『フィット・フォ ー・ライフ』のコンセプトを元にできた事業。健康にしかなれない体を作って いく「現代の養生訓」を作成するため精力的に活動中。

GPS機能付き杖・スマ―ティックの販売拡販

麻布スリーエーコンサルティング合同会社(福岡市)  代表業務執行役:鈴木 重幸 

<内容>
製造元は韓国釜山を本拠地に置く、株式会社ION。杖利用者に異常が生じた 際(転倒や行動範囲外から離脱)、あらかじめ登録された連絡先(保護者、家 族)に通知がいく仕組み。杖自体も高齢者の方が疲労感なく、使いやすい科学 的な構成となっている。韓国ではすでに販売実績あり、日本国内で今後代理店 ・販路開拓を行っていく。各種展示会(国内外問わず)出展予定。また、アジ ア進出の候補としてタイ(日本、韓国に次ぐ、高齢国になる予想)も視野に入 れている。