| 第57回起業家・投資家・専門家プレゼン交流会を開催しました!

講演

我が人生を振り返る

株式会社モスフードサービス 元会長 櫻田 厚氏

3歳の時、母親が涙を流して喜んでくれた靴磨きの体験から「人を喜ばせたい」という人生の原点を見つけた。17歳で父親を亡くし、大学進学を諦めて社会に出た経験が、早期成長への意欲を育んだ。

モスバーガーでは「質を3倍上げる」ことで1年で店長となり、お客様も従業員も家族として接する理想の店づくりを実現。37歳で台湾事業を担当し、「台湾で世界一の会社を作る」という決意で7年間現地に根を張った。IPO時には感覚的説明ではなく論理的な説明の重要性を学んだ。

最終的に「人を幸せにしたい」という思いが全ての原動力となり、モスの成長を支えたと振り返った。

起業家プレゼンテーション

農福連携ビジネスによるサステナブルな成長戦略

株式会社八天堂ファーム(三原市)代表取締役:林 義之 氏

農業の人手不足と障害者等の雇用創出をマッチングする農福連携事業を展開。後継者不在のブドウ園を再生し、年間16,600房の収穫を実現。規格外品のジャム加工やローソンでのバターサンド販売など付加価値創造により、SDGs13項目に貢献する持続可能なビジネスモデル構築。

職場の生成AI活用支援「ミーネクスト」

株式会社WEAVE(東広島市)代表取締役:久保 直樹 氏

企業の生成AI導入率は4割だが現場利用率は8.3%という課題に着目。製造業・建設業の現場特化型AI活用事例を1分動画220本で配信し、具体的な使い方レシピを提供。研修会社と提携し、業界別AI研修を展開。現場目線とAI活用解像度向上で実用化を促進する。

ドイツ「多世代の家」をモデルにしたきらりビルプロジェクト

一般社団法人人生安心サポートセンターきらり(広島市中区) 理事長:橋口 貴志 氏

4年間で3億円超の寄付を基に、中区舟入本町に多世代共生ビルを建設予定。高齢者4部屋、若者2部屋、親子家庭2部屋で構成し、共用食堂をコミュニティの核とする。ドイツの多世代住宅政策を参考に、一人暮らしの孤立解消と新しい家族的コミュニティ創造を目指す。
 

当日の様子