| 第20回起業家・投資家・専門家お見合い交流会を開催しました!

講演

第20回起業家・投資家・専門家お見合い交流会『急成長する中古衣料品業界について』
講師:岡本昭史氏(株式会社Don Don up 代表取締役社長)

<内容>
高校卒業して,バイクレーサーを目指して渡米したとき,古着を輸入して輸出するNPOに影響を受けて古着関係のビジネスを始めた。当初,ビンテージ古着ショップを多店舗展開していたが,2005年「毎週水曜日値段がドンドンダウン」する販売手法や「ドンな服でもドンドン買取」するシステムでリサイクル古着屋「ドンドンダウンオンウェンズデイ」をオープン。現在61店舗を展開している。「毎週水曜日に値段がドンドンダウン」は,業界初の仕組みで,毎週値下がりすることで商品の回転が速く,待つか決めて買うかのスリルが味わえる。また,お客様の中で買い物がスケジュール化し,購買目的で来るので衝動買いをしてもらえやすい仕組みとなっている。
古着が売れる理由として,ブルーオーシャンの市場であり,デフレ社会・格差社会にマッチしている,古着への抵抗感の減少,震災後のトレンド,などが挙げられ,今後も市場の拡大が見込まれる。また,ロゴとネーミングが一致しているため,メディアに取り上げやすい,日常会話に出てきやすい。
「古本ではブックオフ,古着ではドンドンアップ」を目指し,店舗展開のスピードを図るためフランチャイズ展開,株式上場を目指す。

 

発表企業

第20回起業家・投資家・専門家お見合い交流会株式会社クラウンワークス  代表取締役 横山文雄
ポケット剪定 ~「とりあえず切って欲しい」そんな要望に応える剪定サービス~

<内容>「庭師に頼むほどではないが,伸びた木を切って欲しい」とのニーズがあり,剪定業界が「価格が不明確」「高価格少商品数」「窓口が不明確」が背景となっている。
ポケット剪定は,価格を体系化することで市場拡大を目指している。
1本3,000円で採算は取れるのかと質問されるが,電話で受け実際に現場へ行くと,大概は5~7mのものがほとんどであり,加えてついでに他の木の剪定を頼まれるケースが多い。
受付の窓口の拡大,代理店制度の導入,広告宣伝活動,ポケット剪定の認知度向上,が今後のポイントとなる。将来の構想としては,商品開発と宣伝活動に力を入れ,ポケット剪定⇒花壇⇒ガーデニング⇒緑化市街地などターゲットを広げていきたい。

第20回起業家・投資家・専門家お見合い交流会株式会社土居技研  専務取締役 土居裕一
スラリーアイス製氷機器の製造・販売

<内容>スラリーアイスは,秋に北海道からサンマを空輸する際に詰めるなど,身近に使われている。高知県の株式会社泉井鉄工所とタイアップして,2011年からスラリーアイス製氷機の製作を行っている。スラリー製氷機は,製氷機と貯水タンクの間を循環させて製氷するシステムになっている。
スラリーアイスの特徴として,シャーベット状で商品にマッチできるため「高鮮度保持化」が図れる。-1℃で牡蠣をつけるとグリコーゲン含有量が増し「熟成効果」が図れる。冷凍のカツオを解凍する「冷凍食品の解凍」効果がある。発泡スチロールに商品とスラリーアイスを半分ずつ入れると効果がある。
今後の事業展開としては,一般の飲食店や寿司屋などがターゲットで,まず中国地区から直販をメインとして,順次全国へ展開を図りたい。

第20回起業家・投資家・専門家お見合い交流会インフォバイオ株式会社  代表取締役 飴谷章夫
研究者および一般向け、ゲノム・遺伝子の大規模解

<内容> 医療品,食品,農業分野などの研究開発にとって必要不可欠な次世代DNAシーケンス解析の受託サービスであり,主に大学,研究機関,一部企業や病院関係者から受託がある。
ゲノム・遺伝子解析の活用例としては,病気に強いが味の悪い養殖魚と病気に弱いが味の良い養殖魚があったら,解析して美味しい病気に強い養殖魚にするDNA構造を検討できる。
この技術を利用すれば,疾病のなりやすさが予測できるようになる。疾病は,遺伝的要因と環境的要因があり,この割合によって病気が違ってくるからである。
大学や研究機関などからの個別受託解析,大規模解析をターゲットとする。

第20回起業家・投資家・専門家お見合い交流会株式会社アーダン  代表取締役 西博人
国内最高水準のシルク高配合エイジングケア化粧品の奄美発グローバル展開

<内容>商品のコンセプトは,「シルク基礎材料とする」「天然素材を使う」「界面活性剤を使用しない」ことであり,絹を探求してシルクに包まれた暮らしの提案を行う。
取扱商品は,「初絹シリーズ」「純絹シリーズ」「シルクフィブロシリーズ」を主に展開を図る。お客様に,サンプルで使用してもらうと90%以上の方から「これからも使用したい」との声をいただいている。
化粧品市場は,年齢が高くなるほど化粧品を購入する額があがる。高齢化社会に伴い,スキンケア化粧品はこの8年間で19%増と成長市場である。
今後,新規開発と自社広告通販,海外市場展開の販売網拡大を図りたい。