| 第40回起業家・投資家・専門家プレゼン交流会を開催しました!

講演

2045年、おりづるタワーにのぼる君たちへ

講師 松田哲也氏(株式会社広島マツダ 代表取締役会長兼CEO) 

<内容>
書籍の売れ行きが好調。書籍の内容としてはおりづるタワーの単なる広報だけでなく、「広島への恩返し」をコンセプトに活動している内容を記載し、共感を集めている。
少子高齢化によって企業の後継者不足(広島は全国ワースト5位)や従業員の人手不足の問題が発生し、日本経済は縮小の危機に面している。そんな中、広島県の経済施策としては、観光客を増やすことが重要である。広島県の観光客は欧米諸国の割合が非常に高いという強みがあり、さらに底上げするためアジア各国にアプローチが必要である。また、昨今の韓国との関係で、オタフクソースの売上25%程度減少、別府温泉70%シェアの韓国人客が半減するなど起こっている。観光と外交は分けて考えるべきであると思う。
広島県も少子高齢化が進んでおり、3人に1人が老人である。ただ、広島にはトリップアドバイザー2位平和公園・3位宮島と世界的にも人気の観光地がある。そういった観光資源を生かすために、7年の準備期間を経ておりづるタワーをオープンさせた。現在来場者のうち外国人観光客の割合が12%である。また、補助金・助成金なしで、70億円の借り入れを銀行から行っている。
本業であるカーディーラーの広島マツダについては、全国的に先駆けてダブルワークシステムを導入したり、携帯アプリの開発など車以外の別事業に導入したりするなど意欲的に多角経営をしている。

起業家プレゼンテーション

Design Home sore株式会社(広島)代表取締役:楠 勝也
『ゲストハウスのフランチャイズ事業と宅地開発』 

<内容>
代表の経歴としては海外(欧州)でデザインの勉強、土木設計事務所などを行っていた。事業内容としては不動産事業部、エコエネルギー事業、東南アジア事業、ゲストハウス運営等多岐にわたる。不動産事業部は古い家屋を買い取りして、リノベーションして販売している。もともと住んでいる地域の方々との融合・調和を大切にしている。そこで終活コミュニティ、体験型店舗、シェアハウス(オフィス)など住居利用以外の利用もしている。また、インバウンド観光事業も行っており、経費や広告費の削減などコンサル業務も行っている。

株式会社MMGインターナショナルサービス(広島)代表取締役:宮井 ふみ子
株式会社mint (広島)代表取締役:石飛 聡司)
『ミニミニ外国(広島で体験する外国)、(sokoiko!) 外国人が体験する広島』

<内容>
訪日外国人観光客が広島を好きになってもらうようにサポートする事業。住宅展示場などで日本にいながら外国の街体験ができる、外国人観光客のガイドができる子供向けのイベントを実施している。また、観光地と連携して有名なガイドブック通りのプランではなくオリジナルでツアーを作成している。外国人観光客の本当のニーズとして、歴史や文化の体験もだが、現地の人との交流や生活体験を欲している。宮島と平和公園以外の広島の魅力を提供し、広島県に宿泊してもらい、広島県全体の観光の客単価の向上に努める。

熊本電力株式会社 (熊本)代表取締役会長:竹元 茂一
小売電気事業の販路拡大に伴う資金調達』

<内容>
日本の電気料金は欧米先進国と比較して2倍程度高いが、自由競争が始まり今後価格がかなり変わってくる。現在600社ほど新電力の企業が参入しており、その中で弊社の特徴としては、FC展開で博多電力やロアッソ熊本(サッカーチーム)と提携した「ロアッソ電気」、ブロックチェーン事業などがある。メディアからの注目も高く、関東エリアなどでも安い料金として注目されている。電気購入から利用料回収までタイムラグがあること、また電気の仕入れ価格の暴騰リスクがあることがあり資金繰りが大変なので支援いただきたい。

株式会社トリプル(福岡)代表取締役:関地恭子
『TV動画制作会社による中小企業・小売商店向け動画編集サービス』

<内容>
もともとはTV動画制作をメイン事業に行っていたものの、WEB動画制作事業がメインになっている。弊社の特徴としては女性が活躍しやすい会社で、スタッフ9割が母親業をやっている。正方形(横長動画の1.8倍)の動画制作が特徴としており、情報量が詰め込めることとスマホで見やすいというメリットがある。今後、動画がプラットフォームかつユーザーの余暇時間の使い方としてメインになるので企業の広報や商品・サービスの宣伝活動のメイン媒体となる。18本契約(1本2万円、1か月3本ペース)ほどのプランを販売している。